一般的に結婚式の前撮りは挙式日の2ヶ月前〜2週間前の期間で行う流れになります。式場の指定で式当日の1週間前に撮影という場合もありますが、最近は季節に合わせてロケーション撮影を行なったり、式場ではなく別の会社で前撮り撮影する方も多くいます。では、前撮りをするにはいつ頃、どの季節がピッタリなのか?時期に合わせて解説していきます。
人気シーズンは「春」と「秋」
結婚式は4月5月、10月11月が1年の中でもっとも多いシーズンです。それに伴い、4月5月、9~11月が一番人気の撮影シーズンになります。特にロケーション撮影の場合は桜や紅葉の時期で庭園や神社など和装撮影にピッタリな美しい背景で特別な1枚が撮れると人気があります。ただし、予約が混雑する、開花時期やきれいな時期が見極めにくい、観光ハイシーズンは撮影不可になる場所がある、といったリスクもあるので早めの確認&予約をしてください。さらに春と秋には連休もあります。ゴールデンウィークやシルバーウィークなどの時期を希望する場合は結婚式も撮影も集中するので早め早めの行動がおすすめです。
ロケーション撮影~季節別ポイント~
【春:桜シーズンで最も人気な時期】
1年でもっとも前撮りが集中する時期が「春の桜シーズン」です。ただ、桜が綺麗に開花している時期は1~2週間しかありません。場所によって時期がズレたりするので、見極めがとても大事になってきます。しかし、春は天気も良いのでさまざまな衣裳を選ぶことができます。心地よい春風の中での撮影ですので、和装でも暑くならないですしドレスの日焼けも気にすることなく快適に撮影できます。
春はロケーション撮影に人気が高まる時期ということもあり、桜のシーズンはできるだけ早めに日程を抑えることをオススメします。予約は3~4カ月前がベストで、早い方は11月頃から予約をする方もいます。
【夏:海で楽しく笑顔いっぱいの1枚】
海が好きな方は、夏に撮影したい!と思う方が多いでしょう。広い綺麗な青い海を背景に楽しく撮影ができ元気いっぱいな1枚が出来上がります。他にも太陽の下で白いウェディングドレスを美しく見せたり、海で夕日をバックに撮れたりと人気があります。真夏の7~8月は比較的空いていて、各スタジオはキャンペーンなども行っていたり、リーズナブルに利用できる時期でもあります。
注意したいのが、夏は直射日光がきつく、光が強すぎて陰になりやすかったり、和装の場合は暑くて熱中症になったりなど気をつけたい点もいくつかあります。結婚式を控えている人は日焼けも要注意です。
【秋:紅葉の時期で和装撮影が集中】
秋は春の次に人気のあるシーズンです。秋といえば紅葉のキレイな時期。和装撮影をされる方が集中する季節です。広大な紅葉を背景に和傘を持ってシルエットで撮る前撮りは、まるで映画のワンシーンのような写真になります。寒くなり過ぎず、暑くなり過ぎずの気候なので、春同様いろんな衣裳が楽しめます。
春同様、予約が殺到するので早め早めの予約が必要です。綺麗な紅葉やイチョウの場所は一般の観光客の方も多いので撮影が出来ない場所もあります。事前確認は必ずおこなってください。
【冬:冬にしか撮れない美しい写真に】
冬は寒い中ドレスを着るのは辛いと感じる方が多いかもしれません。寒くて笑顔も出にくくなってしまう花嫁さんも多いのではないでしょうか。しかし、寒いだけのデメリットばかりではありません。冬にしか撮影できない美しいシチュレーションがたくさんあります。雪やイルミネーションはもちろん、冬の夕日はとても綺麗に見えることが多いです。他にも星空や夜景などの景色も綺麗に撮ることが可能です。
また、季節の中では一番空いているシーズンなので、予約がしやすいのもおすすめです。
スタジオで撮影する場合
スタジオで撮影する場合はあまり時期は関係ありませんが、4月5月、10月11月は結婚式が集中する=前撮りも集中するということになります。希望の日にちでなかなか予約がとれなくなることも多々あるかもしれません。人気の時期を把握し、いつ頃に撮影するのがベストなのか、どの季節にどんな撮影をしたいか、二人でしっかり相談しておくといいですね。
まとめ
撮影時期は撮りたいイメージで選ぶことが一番です。各季節毎に、その季節を活かした素敵な1枚が撮れます。「どんな写真を残したいか?」「どんな背景で撮りたいか?」「どんな場所へ行きたいか?」という部分がとても重要です。
春や秋の休日は予約が埋まりやすいので、なるべく早めの予約がおすすめです。夏や冬は予約がとりやすく、スタジオによって限定のお得なキャンペーンを用意している傾向がありますので念頭に入れておいてください。
必ずしも結婚式の1ヶ月〜2ヶ月前に前撮りしないといけないということはないです。逆に式までの残り1ヶ月は準備も忙しくなってきます。仕事、式の準備、エステ、前撮りとなると、慌しくなってしまいます。二人でゆっくりどの時期に撮影するか検討してみてください。